「ミノキシジル」
名前は聞いた事がある、という方は多いのではないでしょうか。「発毛」「髪の成長促進」に効果があると認められている成分で、AGA治療薬の定番です。
今回はそんな「ミノキシジル」に興味がある、購入して使ってみたい、という前に最低限必要な知識を勉強をしていこうと思います。
- ミノキシジルの使い方や危険性
- どこでミノキシジルは販売され、どうすれば購入できるのか
- ミノキシジルの正体、ミノキシジルの本来の用途
- 少しでも安心安全にミノキシジルを使うための注意点など
ミノキシジルの購入を考えている方や、ミノキシジルについて理解を深めたい方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
ちなみに、薄毛でお悩みの女性にも効果があります。
ミノキシジルは血流拡張作用によって発毛を促す効果があり、男性ホルモンに作用する治療薬ではないためです。女性も興味のある方は是非ご覧ください。
また、男女共にオンライン診療で相談やミノキシジルの購入が可能なクリニックもピックアップしておきます。
日本全国はもちろん海外からでも利用できます。
少しでも不安やお悩みから解消されるようにそちらもご覧ください。
※この記事では「一般流通」という言葉を使っていますが、ドラッグストアやスーパー、国内通販サイトで気軽に買えるという捉え方をしていただけると幸いです。
目次
ミノキシジルの歴史を調べてみた。
まずはウィキペディアでミノキシジルの歴史を見ていきましょう。
ミノキシジル(Minoxidil)とは血管拡張薬として開発された成分。後に発毛効果があるとされ発毛剤に転用され、日本以外ではRogaine(ロゲイン)の商品名で売られている。
1960年代にアップジョン社(現在のファイザー)が創製し、高血圧の経口薬として用いられていた。しかし後に髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見され、1980年代にアップジョンがはげや脱毛症の治療用として2%のミノキシジル外用溶液を「Rogaine」として販売し始めた。内服薬としては副作用が発見されたため[1]頭部に塗布する液状の外用薬として売られている。
~中略~
毛成長のメカニズムについては、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化と説明されているが、詳細は未だ分かっていない。同じはげ治療薬のフィナステリドは薬理作用が異なるので併用が可能であり、また併用した方がそれぞれを個別に使用するよりも発毛効果を高める事が出来る。
日本国内においてもミノキシジルを成分とした内服薬であるLoniten(ロニテン)及びそのジェネリック医薬品を個人輸入の形で入手する事が可能だが、国内では未認可の薬である上、本来の用途は高血圧の治療のための血管拡張薬であり、服用する事によって重篤な症状を引き起こす可能性があるので注意が必要である。
出典:ウィキペディア
高血圧の薬として開発されたが髪の成長や脱毛症が回復するという副作用が出たことをきっかけに、発毛剤として転用、販売されるようになったという経緯。
血管拡張薬と聞くと血行が良くなり、発毛効果が高まるのかなとイメージできますね。
実際、解明されているのはここまで。
ウィキペディアで書かれていますが「毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化と説明されているが、その詳細は未だ分かっていない。」…細かいことは分かっておらず謎が残りますね。
ここでは「高血圧の経口薬」がポイントになるので頭の中に入れておいてください。続いてミノキシジルの効果について勉強していきます。
ミノキシジルは発毛効果があるのか?
皆さん知りたい「答え」だと思いますが、結論から言うとミノキシジルには発毛効果はあります。
厚労省もミノキシジルの販売に関しては「発毛」という言葉を使って構わないと認めています。
しかし、ここで1つ疑問が…「発毛効果があるなら、薄毛で悩む人はいなくなるよね」ということ。確かにその通りで、ここから少し複雑で闇を感じる内容になってきますが、少しづつ紐解いていきます。
ミノキシジルは高血圧の経口薬として開発され、その際の副作用として髪の成長、脱毛症の回復が見られたので発毛剤として転用され、今に至ります。
「高血圧の経口薬」つまり「高血圧用の飲み薬」
ここで、ミノキシジルは内用薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)の2種類があることを覚えておいてください。ミノキシジルの外用薬(塗り薬)も効果は認められています。しかし、内用薬(飲み薬)と比較すると効果は圧倒的に弱く、ミノキシジルは使用方法により発毛効果の差が歴然なのです。
それほどまで効果の高い内用薬(飲み薬)だったら是非使いたいところですが、日本だけでなく世界でもAGA治療薬としてはミノキシジルの内用薬(飲み薬)は認められていません。
一般流通しているのは外用薬(塗り薬)のみとなり、内用薬(飲み薬)の副作用リスクを考慮すると未認可も納得できます。
この高い効果から内用薬(飲み薬)を利用した場合は高確率で発毛効果が実感できるので、AGA治療では定番となっています。
しかし、ここでもう1つ疑問が…
答えは…
???
ちょっと意味が分かりませんよね。
これは、高血圧の経口薬を輸入して表向きはAGA治療薬としているが、裏を返せば高血圧の薬を飲んでいるということです。分類的にはAGA治療薬ではなく循環器系用薬になります。
そんなことありなの!?と思われるかもしれませんが、自由診療にあたるので医師からの十分な説明(保険適応外、副作用など)を受けて理解し、患者さんが納得して希望するのであれば処方してもらえます。
処方箋が不要なので個人輸入(通販サイト)ではそういったプロセスを省いて購入、使用することも可能なのです。
日本で未認可であっても他国で認可されていれば、自己責任でお願いします状態なわけです。
しかし、国は認可していない薬ということで非推奨としています。国が奨めていない薬を医師が奨めるわけにもいきません。
こういった背景から希望者には処方するが推奨はしないということで、中途半端な状態が続いているのです。
少しボリュームがあるので、箇条書きにしてまとめてみましょう。
- ミノキシジルの使い方は内用薬と外用薬の2種類。
- ミノキシジルの発毛効果は認められているが、使い方によって効果の差が歴然。
- AGA治療薬としては、日本だけでなく世界でもミノキシジルの内用薬は未認可。
- ミノキシジルはアメリカで高血圧の経口薬として認可されている。
- 海外で製造した内用薬、高濃度外用薬をAGA治療薬として利用している。
- 内用薬、高濃度外用薬の個人輸入(通販サイト)や使用は禁止されていない。
- 海外製医薬品は自己責任のもと、使用可能。
経験や知識が豊富な医師が患者さんの脱毛状態、身体の状態を見ながら薬の提案や使用方法を考えてくれるので、利用方法さえ間違えなければ正に夢の薬と言っても過言ではないです。
しかし、全てを医師任せにせず、自らも正しい知識を身につける努力は怠らないようにしましょう。
効果を感じられないからといって、勝手に用量を増やしたりすると本当に危険です。
ちなみに「外用薬(塗り薬)は効果が弱い」ですが、外用薬(塗り薬)のみでも発毛効果を感じられたという方はいますし、医学的にも証明はされています。
まずは手軽に外用薬を使用したいという場合は一度ご自身の毛穴をチェックしてみてください。
詳細は毛穴チェックに記載していますが、毛穴が詰まった状態だと有効成分の浸透が不十分で、効果に期待が持てなくなるのは必然です。
続いてミノキシジルの購入(内用薬、外用薬)に関して勉強していきましょう。
ミノキシジルはどこで購入できるのか?
外用薬は第一類医薬品として一般流通しているので、ドラッグストアやスーパー、ネットでも気軽に買うことができます。
ミノキシジル配合商品としては「リアップ」が有名ですが、2018年に後発医薬品が解禁となり、各社がミノキシジル配合商品の製造発売にしのぎを削るようになりました。
ミノキシジルの内用薬(ミノタブ)やミノキシジル高濃度配合商品については皮膚科やAGA専門のクリニック、個人輸入(通販サイト)で購入することが可能です。
ここで、ミノキシジルの内用薬はミノタブ(ミノキシジルタブレット)と呼ばれることが多い、と頭に入れておいてください。
逆に、ミノキシジルの内用薬(ミノタブ)やミノキシジル高濃度配合商品は日本では未認可なので一般流通はしていません。個人輸入(通販サイト)、もしくは皮膚科やAGA専門クリニックでしか手に入れることはできません。
- 初めてミノキシジルの内用薬(ミノタブ)を使う
- どの薬を使えば良いのか分からない
- 副作用のリスクを詳しく聞きたい
- 使用方法などをしっかり教えてもらいたい
など、上記に当てはまる方は、一度専門医に相談にのってもらうことをおすすめします。
最近では、自宅にいながらオンラインで無料診察してもらえるという非常に便利な診察方法が確立されてきました。
日本全国はもちろん、海外からでも誰にも会わず知られず診察、薬の購入、配送してもらえるのは非常に大きなメリット。すぐにでも薄毛対策を始めたい方のために、オンライン診察を行っていて、安心、信頼できるクリニックをピックアップしておくので、不安のある方はオンラインで相談してみてください。
※医薬品は特許期限が満了となれば後発医薬品(ジェネリック)として製造、販売が可能になりますが、ミノキシジルも例外ではなく、現在は特許が切れて多数の後発医薬品(ジェネリック)が海外で製造され日本でAGA治療薬と銘打って利用されています。
このような後発医薬品(ジェネリック)を海外輸入の通販サイトで購入して利用できますが、重篤な副作用を引き起こすリスクがあるので、医師からしっかりと説明を受けてからの使用が最善という理由から、通販サイトの紹介は控えます。
個室診療、他の患者さんと出会わないよう設計されているなど、プライバシー配慮が徹底された信頼できるクリニック。
オンライン診療なので地方住みでも相談できる。また、来院する場合は新橋、銀座の両駅から行ける好アクセスも嬉しい。
オンライン診療の無料相談、操作方法のサポートセンターもあり安心感と信頼感が抜群です。
【特徴】
オンライン診療、無料カウンセリング、待ち時間ゼロ、お薬郵送、通院不要、返金保証制度あり、女性も安心診察
【アクセス】
☎ 0120-552-651(11時~20時)
新宿と横浜、どちらとも駅から5分という好アクセスのクリニック。
カウンセリングだけなら無料で何度でも可能なので、脱毛の進行状況などを相談するには完璧な体制です。
プライベートに配慮し個室対応の完全予約制となっているところも安心できます。
男性専門の発毛クリニックなので女性は利用できないところが残念ですが、LINEでの写真診断や治療相談なども行っており、非常に満足度の高いクリニックです。
【特徴】
オーダーメイド治療、完全予約制、最先端のAGA診断システム、LINE写真診療、LINE治療相談、全額返金制度あり、再診患者様向けの遠隔診療
【アクセス】
「AGAメディカルケアクリニック 新宿院」〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-4-5 新宿ウエストスクエア9F
診療時間 10:00~20:00
「AGAメディカルケアクリニック 横浜院」〒220-0005
神奈川県横浜市西区南幸2-6-2 ibuilding 2F
診療時間 10:00~20:00
HPより各店舗へのアクセスを確認してください。
ミノキシジルの使い方は?
- 1日2回~3回、朝昼夜に塗布。
- 1回の用量は1mlが目安とされているが、気になる箇所に1ml使う。
- 塗布前はシャンプーをして、毛穴を綺麗にしておく。
- 頭皮は必ず乾いた状態で塗布する。
- 最初に1番薄毛が気になる箇所に塗布。その後、指先で頭皮全体に伸ばす。
塗布前に毛穴を綺麗にしておくことが理想ですが、1日2回以上のシャンプーは洗いすぎですし現実的ではないので無理はしないでください。
塗布量は少なすぎず多すぎずが理想。塗布量が少なすぎると効果が薄れます、多すぎると痒みや湿疹などの肌トラブルが起こる可能性が高まります。
頭皮や髪が濡れていると成分が薄まってしまう可能性があるので、必ず塗布前にドライヤーで頭皮、髪を乾かしてください。
個人輸入(通販サイト)でミノキシジル内用薬(ミノタブ)やミノキシジル高濃度外用薬が簡単に購入できますが、副作用のリスクを考慮しておすすめはしません。
したがってミノキシジル内用薬(ミノタブ)などの使い方も詳細は控えるようにしますが、使用する場合は低い濃度(2.5%)にしましょう。濃度が高くなればなるほど副作用のリスクは高まります。
1つの錠剤(ミノタブ)を半分、または4分の1に割る飲み方も、副作用リスクを軽減させる1つの方法です。
ミノキシジル内用薬(ミノタブ)やミノキシジル高濃度外用薬を使用する場合は医師に相談のうえ、しっかりと説明を聞いてからの使用をおすすめします。
ミノキシジルの副作用は?
母乳へ成分が移行するため、授乳中の乳児がいる場合の使用は禁止されています。
- 痒み
- 湿疹
- 皮膚炎
- 初期の抜け毛
重篤な副作用の可能性は極めて低く安心して使えますが、アレルギーや肌が弱い方、体質に合わない方などは上記の症状が出る場合があります。
もし、こういった症状が出た場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。ただし、初期の抜け毛の場合は休止期状態の髪の毛が抜ける一時的なもの。個人差がありますが大体が1ヶ月ほどで落ち着きます。
- 初期の抜け毛
- 心臓、血圧、肝機能への影響
- 不整脈、動悸、息切れ
- 性的減退、不能
- 皮膚の紅潮
- 多毛症
- 頭痛、めまい、むくみ、立ちくらみ
高血圧用の薬なので、循環器系への副作用が命に係わる重篤なケースにつながる可能性があります。
また、性的減退や女性の方は体毛の増加に悩まされている方も多いと聞きます。
医師からの説明をしっかり聞いたうえで使用すること。それと、医師任せになりすぎず、しっかりとミノキシジルについて勉強して知識を得ておくことが重要になります。
外用薬(塗り薬)の副作用は気にするほどでもありませんが、内用薬(ミノタブ)の副作用はしっかりと頭に入れておかなければいけません。大げさではなく最悪の場合は命に係わってきます。
この副作用を念頭に置いて、最後にミノキシジルの個人輸入(通販サイト)について勉強しましょう。
ミノキシジルの個人輸入(通販サイト)について
日本では未認可ですが、ミノキシジル含有量が5%以上(日本では5%まで)の外用薬やミノキシジル内用薬(ミノタブ)など、ネットから簡単に購入できます。
個人輸入と聞くと英語表記の海外サイトでまったく分からない!というイメージがあるかもしれませんが、主に利用されていいるのは「個人輸入代行サイト」になります。サイトの作りも日本語、決済も日本円で、見た目は普通の国内通販サイトと変わりないので、個人輸入代行サイトだと知らずに利用されている方もいらっしゃると思います。
ミノキシジルに関して知識が豊富で、副作用に関しても把握されているという方は、通販サイト経由でミノキシジル内用薬(ミノタブ)、ミノキシジル高濃度外用薬の購入もアリだとは思います。
- ネットで簡単に購入できる。
- 処方箋が不要。
- 安価で購入できる。
- ミノキシジル含有量5%以上の外用薬が購入できる。
- ミノキシジル内用薬(ミノタブ)が購入できる。
AGA専門クリニックのオンライン診察と比べてみると、メリットはさほど変わりはありません。
個人輸入の方がコストが抑えられるという点が一番大きな違いでしょうか。
あとは処方箋が不要なので面倒な診察が省けるくらいですが、専門医から情報や知識を教えてもらう時間を手間だと思うか、貴重な時間だと思うかは人それぞれです。
- 全て自己責任。
- 偽造薬の可能性がある。
- 健康被害を引き起こす可能性がある。
- 用法や用量がわからない。
- 適切な使用が難しい。
AGA専門クリニックで処方された内用薬(ミノタブ)であろうが、個人輸入(通販サイト)で購入した内用薬(ミノタブ)であろうが、服用することに変わりはありません。
決定的な違いは、どの薬を選び、どのくらいの量をどのくらいの頻度で服用するのか、全て個人の判断、全て自己責任という点です。最悪、命の危険まである薬ですから、軽い気持ちで手を出すことが恐ろしく危険だということを忘れないでください。
専門医や識者の方々の意見は、デメリットを優先し個人輸入でのミノキシジル利用は反対派が多いです。
海外製ジェネリックの中には何でもありという国も存在しますし、誤った使用方法により重大な副作用を引き起こすリスクや、偽造薬を掴まされるリスクなど、様々なデメリットがあります。やはり、その中でも一番危惧されている点は全て個人の判断、全て自己責任というところ。浅はかな知識で手を出すことがいかに危険なことなのか、危機意識が薄れている現状を不安視されている先生も多いです。
ミノキシジルに対して精通していれば話は変わりますが、しっかりとした知識がなければ個人輸入には手を出さない方が賢明かと思います。
ミノキシジルをまとめてみる
- 一般流通しているミノキシジルは含有量5%以内の外用薬。
- ミノキシジルの使い方は内用薬(ミノタブ)と外用薬(塗り薬)の2種類。
- 内用薬(ミノタブ)の効果は高いが、皮膚科やAGA専門クリニック、個人輸入(通販サイト)でしか購入できない。
- 命に係わる副作用を引き起こす可能性がある。
- 用法、用量により副作用リスクをある程度コントロールできる。
- AGA専門クリニックなどで扱う内用薬(ミノタブ)は信頼度が高い。
効果の高いミノキシジル内用薬(ミノタブ)を利用したい場合は、AGA専門クリニックを頼ることが安心で信頼性が高いです。
専門医が偽造薬を処方していたと知れたら、その評判はネットであっという間に広がりクリニックの評価は下がります。クリニック経営にとって致命的であり、絶対に避けたいこと。
そういったリスクを回避するためにもクリニック独自にミノキシジル内用薬(ミノタブ)の成分鑑定を行っていたり、慎重に調査してミノキシジル内用薬(ミノタブ)の仕入先を決めています。
身体の不調があった場合や副作用の影響なども相談できるのは心強いですしね。
銀座HSクリニック クリニックフォア AGAクリニック東京信頼できるおすすめのクリニックで相談してもらい、上手にリスク管理をしながら1日でも早くお悩みを解決しましょう。